2017年10月11日

研修ウイーク津嘉山酒造編

せっかくの研修旅行ということで、
オリオンビールのあとは泡盛酒造へ。

沖縄本島にある26酒造 (泡盛酒造組合含む)のうち、
今回お邪魔したのは沖縄で一番小規模だと思われる「國華」を作っている名護の津嘉山酒造さんです。

スタッフはなんとたった2人!!

2人でもお酒作りってできるんですね。
八重山でいつかはお酒自体を作りたいとおもうDeerestバーテンダーには大変励みになる情報です。

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酒造りから瓶詰め、ラベル貼り、発送まで全部手作業で行われています。

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樽に付いた蛇口から瓶へ…
ラベル貼りはフツーにヤマト糊だそうです。
オリオンビール工場からすぐに来たのでギャップがスゴいです。

スタッフは2人ですが、工場自体は石垣の酒造より大きく、敷地も広々しています。

敷地内には工場と住宅があり、建物は現存する赤瓦の木造家屋では最大ということで文化庁の有形文化財に指定されています。

文化財に指定されると、改修工事や改築にはいろいろと申請が必要で予算も技術も大変なことになるそうなんですが、この津嘉山酒造さんはまさにその改築工事の最中でした。

工事の幕や足場が取られたけれど、住宅部分に人はまだいない…という貴重なタイミングに行くことができたのでたった二人のスタッフのうちのお一人が作業の合間をぬって住宅部分を含め、普段見ることのできないところまで丁寧にガイドして頂きました。
 
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工事は基本的に伝統的な工法の木造なんですが、レンガや丈夫な金属パーツなども使った沖縄らしいチャンプルー文化を感じる作りです。

蒸留釜の後ろは住宅部分のお風呂になっていて、蒸留のときの熱を利用してお風呂が沸かせるようになっています。
エコですね。

沖縄の酒造がどんどん戦火に焼かれていく中、津嘉山酒造さんは建物も無事に残り、戦後米軍のパン工場として使われていたそうです。

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普段は見られない住宅部分の梁には「officers quarter (将校宿舎)」と彫られていました。
工場だけでなく住宅部分も宿舎として使われていたんですね。

米軍は戦争に勝利することを前提に戦後利用できそうだとあえてこの場所を残したのでは…と、思ってしまいました。

その後樹齢の長いお庭の木や沖縄独特の住宅の間取りなど、隅々まで案内していただきました。
本当にありがとうございます。

泡盛のことを学びに伺った津嘉山酒造さんさんでしたが、
思いがけず沖縄本島の文化や戦争の影響の大きさを知ることになり、
本当に勉強になりました。

戦争が招いた悲劇や平和の大切さ…
学んできているつもりでしたが、
沖縄本島は石垣や東京とは比べものにならないくらいあらゆるところに名残があり、
実際来てしみじみ強く感じるものがありました。

もう二度とこんなことはしてはいけない。

今平和にお酒が飲めることに感謝。

沖縄本島研修の夜はそんなことを考えながら國華を頂きました。



posted by しかのんき at 02:11| Comment(0) | 研修旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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